【イベントレポート】2025.7.13|稲毛マリンピア野外ライブ 後編

今回のブログは趣向を変えて、いきなりひぐらしさんの写真で始めてみます。

めっちゃ、音、感じてるじゃん。
…ということで、遅ればせながらこんにちは!
ピウムジカのくきあるのです。
稲毛マリンピアでの野外ライブのイベントレポート、後編を綴っていこうと思います。
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[前回のあらすじ]
搬入からセッティング、音出しまで1時間しか猶予がない!
あるのは突如乱入してきたでっかいカナブンに夢中!
果たして無事、野外ライブ開催なるか…!
前回→【イベントレポート】2025.7.13|稲毛マリンピア野外ライブ 前編
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なにも私だってね、全く考えなしにカナブンと戯れていたわけではありません。
準備はつつがなく終わるだろうという、ちょっとした勝算があったわけです。
今回のライブは、マンションが近隣に多くあるため生ドラムがNGという条件にての開催でした。
よって、キャリアで初めて、事務所で練習にも使っている電子ドラムを使用してのライブだったわけです。
生ドラムを持ち込んで組み立てた場合、早くても大体30分はかかります。
しかし、電子ドラムは生ドラムに比べると重量も軽く、パーツも少なく、しかも骨組みはできている状態のまま持ち込んだので、普段よりもう少し組立てが早く済むのではないだろうか…そういう勝算です。
しかもこの時点でピアノは設置は済んでいて音響機器に接続するだけ。
あとはメインスピーカーを立てて楽器類を接続すれば……
いける。ギリギリかもだけどいける。
だいたいね、こちとらバンド歴何年だと思ってるんですか。
自分たちのセッティングがどのくらいかかるかくらい体感で分かりますって。
それに、バンドマンというのは「時間を守る」ということをバンド始めたてのヒヨコちゃんの頃から身体にグリグリ刷り込まれている生き物ですよ。
まあまあ、ここは任せといてくださいよ🥴
お。好青年(マリンピアのイベント担当者Mさん)がいらっしゃった。
ん?なになに?
「もう時間です」
ですって……………????????????????????????
はい、前言大撤回します。
準備、全然間に合いませんでした!!!!!!!!!!!!!
もうね、ほんと滑稽ですよ。
なにが勝算だ。なにがバンド歴だ。
自分が恥ずかしい。
あああぁぁ、ちょっと冷めた目で好青年がこっち見てる。かいた汗が冷や汗に変わるようです。。。。。。。。
急いで音出しまで済ませます!!!!!!!!!!!泣
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と、いうことで20分ほど遅れて物販席に駆け込み。
(私たちが着いた直後に最初のお客様がお声をかけてくださったという認識なのですが、お待たせしてしまっていた方がいたら申し訳なかったです…!!!)
今回の物販席はステージのそばではなく、建物内4階のフードコート脇に用意されておりました。

ステージを見てくださったお客様には少々ご足労頂く形となったのですが、
この日はとても暑い日だったので、涼んでいただくのにかえって丁度よかったかもしれないと、いま振り返ってみると感じます。
おかげさまで私たちもクールダウンできました。
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そんなこんなでなんとか準備の済んだステージに立ちます。
今回はツーステージ。
12時からの回と、14時からの回の、2回のライブがあったわけです。
セットリストはこんな感じでした!
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ドラムが電子ドラム。音響オペレーターなし。モニターなしスピーカーのみ。野外。
こうした決して好条件とは言えない中でライブをする経験というのは今までにほとんどなかったけれども、DIYの割には頑張ったかな…と。
でも、正直。1回目は本っっ当に難しかった。悔しかった。
その理由は多分なんとなく推理できていて、
・環境の違い
それから
・準備で体力と精神力を持っていかれた からかなと思っています。
環境の違いっていうのは[ライブハウスor野外]っていうシチュエーションの要素だけじゃなくて
ドラムの音が普段と違うとか、ボーカルエフェクトの違いとか、モニターなしでやらなきゃいけなかったことだったりとかの機材環境のことでもあるんですが、
なんというか、普段と違うものの数だけ、ポテンシャルが削がれていく感じがしたんですよね。
またそういう感覚に対しての焦りが生まれてまた削がれて…みたいな。
常々私は、ピウムジカはライブバンドであるべしと考えていて。
ライブバンドの定義とは、これは大先輩のお言葉を引用しているのですが、「今いきなりここで演奏しろと言われてそれが出来るバンド」であると。
つまりそれって、場所や日時、そしてもちろん“環境“に関係なくいつでも最高のパフォーマンスができる、ということだと思うんです。
その点、まだまだ未熟だなあと少々凹んでいる次第です。
それからもう一つの体力精神力については、もう本当にそのまま。
やっぱりライブを完遂するには体力が必要です。
実は私、1回目と2回目の間で、休憩時間に物販席の裏のカーテンに隠れて
まさかの昼寝をかましていたんですが
これが正解でした!
やはり疲れていたんですね。
疲れが少し抜けて、リラックスもできた分、2回目はより良い状態でライブができました。
そんな2回目のあと、初めてたまたまピウムジカのライブを見かけたというご夫婦とそのお子様が、CDを物販までお買い求めに来てくださってそこでやっと手応えを実感できた気がしました。
初めましての方にもピウムジカの音楽が届いたことがとても嬉しかったなあ。
だからね、こういう経験をすると、日頃ライブハウスでスタッフさんにオペレーションしてもらったり搬入や設営・転換を手伝っていただいたりっていうことが、改めて死ぬほどありがたいことなんだなと骨身に沁みて感じます。
全バンドマン!ライブするって簡単なことじゃないんだぞ!!簡単に感じたとしたらそれは誰かが助けてくれているおかげだぞ!!
だってきつかったもの、三人で全部やるの…………
環境や体調が変わるとパフォーマンスも変わってしまうこと、
だから練習をしてパフォーマンスの下振れ値を上げていかなきゃいけないこと、
この二つを大いに噛み締めた1日となりました。
これは事務所の代表も言っていたことで、私もとてもそう思ったのだけど、そういう経験ができたということが本当に貴重なことであって、身のあるイベントになったな、というのが個人評です!
日々勉強ですね。
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お家に帰るまでがライブです!!!
ということで、演奏も物販も終わり片付けに入ってゆきます。
ところで、話が突然変わったように感じられるかもしれませんが、
皆さんは「けいおん!」というアニメをご存知ですか?
子供から大人まで軽音楽ブームを巻き起こし、サンバーストのレスポールギターをバカ売れさせ、MステのランキングにOPやEDをランクインさせまくり出演アーティストを真顔にさせた、あれです。
そんな「けいおん!」、ギター初心者の女子高生が軽音楽部に入部してバンドを組むお話しなのですが、登場人物に「むぎちゃん」というキーボードの担当の子がいるんですね。
その子が使っているキーボードというのが、KORGのTRIRONという機種だったと思うんですが、確かそれが重量20kg弱あるんですね。
私の記憶違いでなければ、
むぎちゃんTRITON肩に掛けて走ってた
んですね。
私の使っている電子ピアノ。KAWAIのMP7という機種なんですが、重量20kgちょっと。
片付けをしながらふとむぎちゃんのことを思い出した私は、
「果たして肩に20kg程度のピアノを掛けて走ることはできるのだろうか?」
という疑問を解消せずにいられなくなってしまっていました。
残りわずかな体力を振り絞ってまで検証することなのだろうかという思いがよぎらないでもなかったけれども、あの時は完全に好奇心が勝っていました。暑さとライブ後の脳内麻薬でちょっとおかしくなっていたのかもしれません。

やっぱり無理そう。
知ってた。
膝が。泣いてる。鳴いてる。悲鳴。
ひぐらし写真撮ってないで早く助けて。
そんなわけで無事体力を使い切った私は運転してくれている社長をよそに車内で大爆睡をかましたのでした……
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ということで、【稲毛マリンピアライブレポート】以上となります!!
それにしたって、本当暑過ぎたよね!!!
気温がやばいというよりあまりにも日光が元気過ぎた。
私たちのいたステージはまだ屋根があったのでマシでしたが、
12時の回でお客様方のいたあたりは結構な直射日光だったと思います…
暑い中ご覧くださって、本当に本当にありがとうございました…!!!
きちんと日焼けケアしてくださいね!!!!!!!!!
今回は来られなかったという方、また色々面白そうなライブイベントを画策中なので、次回以降の機会でここぞ!というところがあればぜひお越しください!
それではまた!本日もお読みくださってありがとうございました!

「ようこそマリンピアへ!」とアナウンスしているような立ち姿も完璧な私と
なぜかそれを睨みつけているひぐらしさんのツーショットでお別れといたしましょう。