新曲「かいぶつマンション」について
こんにちは。ピウムジカpiano&vocalのくきあるのです。
突然ですが、8/30にリリースされたピウムジカの8th single「かいぶつマンション」はもうお聴きいただけましたか?
まだ聴いていないよ〜という方は、ぜひ一度聴いてみてくださいね!
その方がこの文章、少し楽しく読めると思いますので…🐺🦊
ピウムジカは毎週月曜の20時から、youtubeにて生配信をしております。
先日の配信では「かいぶつマンション」のMVを同時鑑賞・座談会をしました。
いやあ、面白かったね。同時視聴ってなんだかいいよね!
ということで、せっかくなので今日は、改めてこの「かいぶつマンション」という曲やMVについてもう少しお話ししてみようと思います。
「かいぶつマンション」Music Video のお話。
まずは、MVのお話から。

あらすじはこうです。
オオカミくんはキツネくんのために誕生日パーティーを開催しようと準備をしています。
ところがキツネくん、約束の時間を守れず遅刻。
待ちぼうけのオオカミくんは退屈に耐えかねて、手作りケーキを持ってひとりで踊りながらキツネくんを待ちます。
そして、つまずいた拍子に手作りのケーキを落としてしまいます。
遅れてやってきたキツネくんは、無惨な姿になったケーキを見て落胆。オオカミくんを責めます。
しかしオオカミくんにも言い分があります。「そもそもお前が遅かったせいだろ!」
……ということで、殴り合いの喧嘩に発展。
もちろん、楽しみにしていたパーティーはなかったことに。
取り返しのつかないことの悲しみに暮れるオオカミくんのもとへ、しばらくしてキツネくんが戻ってきます。
今度は私たちピウムジカと一緒に、新しいケーキを持って。
ふたりは謝り合って仲直り。
パーティーは再開され、かいぶつたちとピウムジカの二人は夜通し楽しく大騒ぎしたのでした。
そんなところでMVは幕を閉じます。
一見すると、とてもかわいらしいコメディです。
……が。
私、オオカミくんのやらかし、全部は笑えないんですよね。
というのも、
調子に乗って失敗するとか、失敗したところだけ切り取られて怒られるとか、そういうこと、過去の私は散々やってきたなあ。。。と思って。。。
なんかMV観てると、かわいいなって気持ちと同時に、胸の辺りが、こう、チクチクする感覚があるんですよ…
どうしてこう裏目っちゃうんだろうね。ちょっと調子こきなだけで、ただ頑張ろうとしただけなのにね。。
一方で、キツネくんのこともわかるんですよ。
道に迷ってパーティに遅れたなら仕方ない。それはそう。許そうじゃないか。
でもたぶんね、キツネくんってたまたま不測の事態が起きて遅刻したわけじゃないと思うんですよね。
多分なんだけど、このタイプの奴は
もう家を出る時間そのものが、約束の時間に対して全然遅い。
つまり普通に時間にルーズなだけなので、怒られても仕方ないわけです。
うわあ、、、、やってるわよこれ、私。
日暮ごめんほんと今日は殴らないで
こうしてタイミング悪く、ふたりの良くないところが良くない方向に噛み合って、
喧嘩というさらに最悪な事象に発展してしまった。
一歩間違えたら、ふたりはもう友達でいられなかったかもしれないね。
でも
そこで、もう一歩踏み出せた。
自分という「かいぶつ」の犯した過ちを認めて、相手の「かいぶつ」も許すことができた。
だから、ふたりは友達で居続けることができた。
私はこのMVを、そんなお話だと思っています。
「かいぶつマンション」楽曲のお話。
MVのストーリーは、「かいぶつマンション」という楽曲そのものにも通じるところがあります。
「かいぶつマンション」は、誰の身体の中にもきっとあるコントロールできなかった感情や衝動を「かいぶつ」と表現した曲です。
なんでこんなことをしてしまうんだろう。
どうしてこんなことを言ってしまうんだろう。
と、自分のしてしまったことで悲しんだり、後悔してしまったりする時、
でもそれはきっと、「僕のせいじゃない」んだと、
「自分の中にいるかいぶつのせい」なんだと思えたら、
少しだけ楽になれると思うんです。
でも、かいぶつのせいだからといって、暴れさせたままではつらいよね。
ほっとけばマンションの壁には穴が空くだろうし、物は壊れるだろうし。
だから「しょうがない、私の中にはかいぶつが住んでるんだから」で終わらせずに、
どうしたらこのかいぶつと一緒に生きていけるんだろう。
どうしたら暴れっぱなしにさせず、ちゃんと手綱を握ることができるんだろう。
それらを自問自答しようとする歌なんだと思います。
……とは言いつつも。
ピウムジカは、曲作りをするとき、
大抵喧嘩します!!!!!
というより一方的に私がバチギレしてる
もちろん「かいぶつマンション」を作ったときも例外ではありませんでした。
「なんで言った通りにやらないんだ💢」
「お前の曲の解釈はどうなってるんだ💢」
というようなところから始まり、最終的には
「もっとお前の中のかいぶつを暴れさせろよ!!!!」
などとなじっていました
ヒートアップしすぎてもう意味わかんないよ
いや、私だって怒りたくて怒ってるんじゃないんですよ。
私の中のかいぶつが暴れ出しているだけなんです。
あと、目の前の天然ボケかいぶつがアホボケなだけなんです。
だから、堪忍したってくださいな。
……と、言いたいところですが。
ここで「かいぶつのせいだからしょうがない」で終わってしまったら、
きっとこの曲の話そのものが嘘になってしまう。
かいぶつが暴れた。
腹が立った。
相手の言っていることがわからなかった。
じゃあ、そこでどうしようか。
一度立ち止まって、相手の言葉を聞いて、自分の中にあるものをもう一度掘り返してみる。
「なにに私はこんなに怒ってるんだろう」
「本当はどうして欲しかったんだろう」
「こいつは何を目指そうとしているんだろう」
そうやってゆっくり、ひと呼吸おいて。
暴れているかいぶつの手綱を、なんとか握ろうとしてみる。
きっと私は、そういうことができる人になりたいんだと思ったんです。
話が変わるようですが、実はこの「かいぶつマンション」という楽曲は、
ピウムジカを結成する前に、一度ソロで発表したことがあるんです。
なので、たぶん6〜7年前くらいかな。
長い間、大切に温め続けてきました。
私は楽曲にも‘’器‘‘というものがあると考えているんですけれども、
この曲はずっと「アルバムのメインを張れるだけの器がある」と思っていながら、器を引き立てる料理をするだけの腕が私に足りていなくて、世に出せていませんでした。
それがきっと、今の私ならできるぞと。
やっと最近になって確信が持てるようになってから、歌詞にも手を入れて、アレンジもし直して、
今の「かいぶつマンション」になりました。
自分が歳を重ねた分、本当に言いたかったことを言語化した時や音化した時の解像度を上げることができた、というような感覚です。
長い間外に出られずにいた子をやっとこうして、しかもシングルとしてリリースすることができたことが、本当に喜ばしいです。
…ただそうなるとですね、私は
6〜7年前から自分の中に住んでいる「かいぶつ」の存在を認知していた
ことになり、
つまり、いまだに曲作りでバチギレしているということは
音楽的にはともかく
精神的には成長していない
ことの証明となってしまっているのが複雑ですね!!!!!!!!!!!!!!!!
早く手綱握れ!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ここで、曲作りの話に戻ってみましょう。
「つまりは、バチギレする前に自分をコントロールして、お互い気持ち良く制作ができたらいいよね⭐︎」
なんて言ってはおります
…が。
これはほんっっとうに不思議なことで、
アレンジで喧嘩した曲は最終的にめっちゃ良くなる
というジンクスがピウムジカには存在してしまうのも事実なんです…………!
MVのかいぶつ🐺🦊達のように、喧嘩を通じてお互いの考えがぶつかって、その結果として曲が深まっていく、ということなのかもしれません。
だからピウムジカにとって曲作りをする上での喧嘩って、単純に「悪いこと」というわけでもないんですよね。
喧嘩するの普通に疲れるし、ちょっと悲しいから嫌であるというだけで。
だから、ちょっと考え方を変えてみて、
暴れる方のかいぶつじゃなくて、
喧嘩した時にネガティブになる方のかいぶつをヨシヨシしてあげる
だって、喧嘩したら曲が良くなるんなら、喧嘩が発生するってめちゃラッキーってこと、デショ!?落ち込まなくていいじゃ〜ん!
…っていうコントロールの仕方でもいいのかもって思ったりしました。笑
そのかいぶつの力が音楽に生きていけば、とりあえずあるのちゃん的にはオールオッケー!
MV制作チームのお話。
さて、そんな笑あり涙ありのMVの構成を考えてくれたのは、
「夕貌」のMVもディレクションしてくれた影丘道(かげおかとおる)監督。
数々の国内映画に携わってきた経験に裏打ちされた確かな映像技術、
スピード感のある仕事ぶり、
持ち前のトークスキル、そしてパワプロでの非道ぶりで、
仕事仲間としても、友人としても、ピウムジカにとって今やかけがえのない人物となりました。
そんな彼だからこそ描けた、コメディの皮をかぶった繊細な心情劇。
私はこのMVをそんなふうに思っています。
ありがとう、影丘くん。
そして、このMVの主役である、二体のかいぶつ達を演じてくれたキャストさんがお二人います。
このお二人、大変素晴らしい演技で涙を誘ってくれたわけですが……
なんと、二人とも全然俳優じゃありません!!!!
🐺オオカミ役・佐藤新之助くん。
ひぐらしの以前の職場の後輩のドラマー。
あと最近まで知らなかったけど、私と同じ学舎の後輩でした…!
🦊キツネ役・玉串一将くん。
愛称・くしたま。(たぶん私たちしかそう呼んでない)
以前対バンしたことのある、MAKOTONIというバンドのドラマー。
…俳優じゃないばかりか、なぜかたまたまドラマーが集まってしまいました。笑
実は最初、正直そこまで「演技!!」って感じのものは求めていなくて、
手作り感のある、悪く言えばちょっと素人感のある感じのほうが、この映像の雰囲気には合うかなーと思っていて。
なので、単純に撮影の手助けをしてくれるくらい関係値の高い友人に声をかけたんです。
それなのに。
なんで?なんでこんなに演技できるのあなたたち??????
気づいたら普通にふたりに感情移入してたよ???
カメラを回せばそこにはもう、
新ちゃんではなく、オオカミくんが
くしたまではなく、キツネくんが
息をしていました。
あのさ………
俳優、やったら???????
可愛くて笑えて泣ける最高の演技を、本当にありがとうございました!!
ちなみに映像の中ではキツネくんがお誕生日をお祝いされていますが、くしたまも先日リアルにお誕生日だったみたいです。
皆さん、お祝いしてあげましょうね!
アオーーーーーーーーン!!!!!🐺
そして誕生日といえばオオカミくんが落とすあのケーキ。
あれ、私の手作りなんです!🎂

我ながら可愛く作れたと思っています☺️
そしてケーキが落ちるシーン。
あれ、私が自ら落としました…
我が子を千尋の谷に突き落とす獅子のような気分でした(ちょっと違くないか)
この時、奇跡のようなNGテイクも出しました。
先日の配信ではそのNGテイクを放送していて、アーカイブもありますので、気になる方はぜひご覧になってみてください。ちょっとクスッとしたい時とかいいと思います。
ちなみに、ケーキは撮影スタジオの床に直ではなく、床とよく似た柄のシートを貼った上にを落としています。
つまり片付けのときは、シートごと剥がせばOK。天才的なシステムだ…。ありがとうセリア
なお、撮影後のケーキはひぐらしが美味しくいただきました。
最後に
8月30日の20時に公開が開始した「かいぶつマンション」。
まもなく5000回再生に到達しようとしています!
こんな名もなきバンドの楽曲に気づいてくださって、本当にありがとうございます…!!
これからU−SENでも流れ始めるみたいなので、ひょっとしたらそれきっかけで「かいぶつマンション」に触れて、そしてこのブログにたどり着いてくださる方もいらっしゃるかもしれませんね!
おーい!こんにちはー!初めまして!ピウムジカだよー!
ピウムジカを知っている人にも知らなかった人にも、今ぜひ知ってほしいことがあります!
なんと来年…
「かいぶつマンション」を含むフルアルバムを、全国流通盤でリリースすることが決まりました!
ヒャッホー!
実は私の中では、もうアルバムタイトルも決まっています!
ですが、それは追々発表ということで…続報をぜひ楽しみにしていてくださいね!
わたしの身体の中に住んでいる、たくさんのかいぶつたち。
そいつらとこれから一緒に、新曲をバンバン書き上げていきたいと思います!
「かいぶつマンション」を、そしてこれから生まれる新曲たちを、今後ともどうかよろしくお願いいたします🐺🦊👻
